こんにちは!『えでゅあ』です。
2023年、小学6年生の夏休み後から突如学校へ行くことができなくなり、不登校に息子がなってしまいました。そんな息子を理解し、一緒に解決策を探すために日々奮闘しています。この記事は自問自答を繰り返す毎日を私なりに形として残し、同じような悩みを持っている方と共有したいと思い執筆しています。前回の記事はこちらです。
前回の記事からの近況や新たに行動したことをお伝えしたいと思います。
日常に小さな新風が吹く
今週は息子の日常としてはイベントが盛り沢山でした。大きく分けて2つありました。1つ目は地元の祭りへ行ったこと。そしてもう1つは、同年代の従兄弟たちと遊んだことです。今回はお祭りに参加したことについて執筆します。(普段より長文になってしまうため、2回に分けます。ご了承ください🤣)
はじめに祭りに行ったことについて、普段から何度か行ったことのある場所の駐車場を利用して屋台や音楽、そして花火を楽しむものでした。正直行くことに対してかなりの抵抗が見えました。ただ、この夏休みも外での活動がほとんどないため、「身体的な健康」を心配していました。結果的に一緒に出かけることができましたが、私が気をつけたところは以下のポイントです。
- 強引に引っ張って行くようなことは絶対にしない。
- 本人が興味がないと分かっていても、別の理由を提示することで「選択する」余地を作った。
- 行くこと、行かないことそれぞれのメリットとデメリットを伝えた。
- 急かされることを嫌う(私もですが好きな人は少ないでしょうか)ため、伝えた後に判断する時間を十分に取るようにした。今回は事前に決めていたことだったので、1週間前くらいから定期的に伝えるようにした。
これらに配慮しながら、子どもと大人ではなく、大人同士の交渉のように冷静に話を進めることにしました。ただこれらはあくまでポイントです。私が最も重視したことは一方的に思いを伝えるのではなく、息子の気持ちに十分共感した上で私が必要だと思っているエッセンス(健康・外との繋がりなど)をひとつの参考意見として伝えました。多くの大人が子どもに対して自身が体験してきたことからの経験値があるため、子どもを想って伝えていることが、気づけば自己主張とその強要になってしまいます。これって大人自身が「すべき」と思う人生を「背負わせる行為」です。親の考えを背負い、親の言いなりになって生きる人生はある意味楽だと思います。でも子どもは親のオモチャではありません。究極のところ、子どもであっても「他者」であり他人です。そこに不用意に干渉することは親であっても許されません。
「親が言うなら◯◯した方が正しいんだ。」そんな子どもになれば主体性は完全に失われるでしょう。また、うまくいかないこと、楽しくないことがあればきっと子どもたちはこう思うでしょう。
うまくできない、受け入れられない自分が悪い、親の求める形に変わらなきゃ。
足りないものを埋めて自身を保管することが正しい生き方。言い換えると、長所は伸ばさず、短所をなくして生きることが正しい。この考えは一人で全てを完結する思考です。でも大人になった自身をどう思いますか。完璧な人なんていないことをきっと知っているはずです。もちろん自分自身も。自己否定の人生はいつか破綻します。だからこそ、自分のできることもできないことも受け入れ、もし困ることがあればそれが得意な人に助けてもらい、自身は得意なことで他者へ貢献する。この自己完結型思考ではなく相互補完型が社会のあるべき姿だと思います。
少し熱い思いが込み上げて長くなってしまったので、話を息子とのお祭りに戻します。結果は一緒に参加しました。多くの人が知り合いと談笑する姿、屋台で普段は食べないめずらしい食べ物や飲み物で楽しむ人達、そんな中座ってお茶を飲みながら持参したスイッチで時間を過ごす息子がいました。一般的な親であれば「ゲームなんかやめてちゃんと楽しめよ!没収するよ?」こんな声が聞こえてきそうです。でも私からすると、家というコンフォートゾーンから抜け出したことでストレスを感じる代わりに新たな経験や学びを得る機会が生まれたと思います。
コンフォートゾーン:人が心地よく、安心して過ごせる精神的・環境的な状態や領域のこと。「安心領域」という。以下の要素を含んでいる。
・慣れ親しんだ環境
・リスクや不安が少ない状態
・自信を持って行動できる範囲
自己否定することのない適度なストレスの過程を経て人は成長します。今回は一般的に「場慣れ」と呼ばれる類のものに属する機会になったと思っています。花火が最後に打ち上がり、チラチラと見ていたので多少は刺激を受けたはずです。私はこの小さな積み重ねが自立して生きていく上での経験として大切だと感じています。
小さなお祭りの500発の花火、それでも一緒に過ごせた時間は幸せだった。
今日の息子への一言
「あの大きな音の中で『うるさいなあここ』って言っていた気持ちは私も分かる!内向型人間にとってかなりハードルが高く、輪に加われないのも分かる!なぜなら私もそうだから。自分だけが特別で間違った感情になっているのでは?そんなことはない。少し視野を広げれば同じような境遇の人は多かれ少なかれ必ずいることに気づける。一人じゃないから安心して少しずつこれからも行動してみよう。」
家族のことで悩まれている方、同じように不登校で悩まれている方に少しでもお役に立てると幸いです。そして、同じ境遇で悩んでいる皆さんと一緒に一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。いつか素晴らしい経験として振り返られる日が来ることを信じて。
それでは。。。続きはまた!
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次回も気が向くままに
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